撮像素子のノイズ
- izukogen1-2008
- 2015年9月8日
- 読了時間: 2分
天体写真を撮る場合、どうしても高感度、長時間露光が必要になります。
そうするとやっかいなのが「ノイズ」。
最近特にノイズが気になってきました。
ただ、ノイズも色々種類があるようで、天体写真の世界さんのサイトを拝見して、やっと自分の写真がどういう状態なのか分かりました。
このアンドロメダ銀河は、先日EOS Kiss X4(改造)で撮ったものです。

左下が紫になっていますが、これが長い間何なのか分かりませんでしたが、どうやら、「アンプノイズ、熱カブリ」に近いようです。電子回路の熱によって起こるそうですが、寒い真冬でも起こるので、局所的な熱なのかも知れません。ただ、改造する前は起こらなかったので、改造によって何らかの変化が起きた可能性もあります。
天体写真の世界さんの記事では、「そのカブリ部分の 画像は、データーが少ない(階調が少ない)状態となってしまいます」とありますが、その通りで、このノイズに隠された部分は星の画像が元々削られてしまっているので、いくらノイズリダクトしても、画像は戻ってきません。厄介です。
そして、こちらの写真は上の写真の一部を拡大したものです。

白や赤の点々が線上に並んでいます。実はこれは、7枚の写真をコンポジットしたものなのですが、星像を追尾しているので、ノイズ発生位置が少しずつずれているのです。それにしても、一面ノイズだらけ・・・最初は、同じ所に発生するので、ピクセル抜けか、ダストだと思っていましたが、どうやらこれもノイズのようです。
ノイズは、「長時間ノイズ」と「高感度ノイズ」がそれぞれ発生するようですが、これはその両方なのだと思います。赤いノイズはカメラが現像処理を行う際に色が乗ってしまった状態のようです。
これらのノイズは今の所、カメラのノイズリダクション機能を使うしか無さそうですが、それにしても、多い気がします。これも、改造後に増えたという可能性もありそうです。
対応策としては、ノイズリダクションをオンにして、なるべく低感度で長時間露光にするという事でしょうか・・・でも、そうすると長時間ノイズが増えるような気もするし・・・難しいところです。
でも、これより、全体に影響を与えるアンプノイズの方が致命的です。
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